現在、我が家で飼育している系統の元を辿ると、2015年8月に購入したオレンジのペアです。
途中、別系統の魚との交配もしており、直系での累代繁殖維持は出来てませんが、血はつながっています。
6年記念?ということで備忘も兼ねて、今までの軌跡をたどってみたいと思います。
〇購入魚
この2尾からスタートしました。ベタショップフォーチュンのHPをみて、高い品質の個体達だと思い、購入しました。
たしか、フィリピンのブリーダー(エリック氏という方)の個体だったと思います。
私がショーベタを初めて飼育した20年以上前は、オレンジというと本当に貴重で、ショートフィンの
オレンジをブリーダーの方が一生懸命、ロングフィンに移行していたと記憶しています。
〇F1
購入魚の子供たちは、レッド・オレンジ・イエローが出ました。イエローは薄黒い色できれいでなかったです。
〇F2
この代もレッド・オレンジ・イエローが出現しました。
最後の魚魚路のコンテストで、ご厚意?でヤング部門優勝にしてくれて、写真盾を貰ったのはとても嬉しかったです。
〇F3
この頃から、イエローは出現しなくなったと思います。
2017年のフォーチュンで行われたコンテストで入賞しました。
〇F4
親魚の選択ミスか、急にレベルが落ちてしまいました。
背びれの立ち上がりも悪く、オレンジはどす黒い色でした。
〇F5
この代からオレンジの個体は出現しなくなりました。
写真の個体は、イリデ(ボディの青いキラキラ)もなく、個人的にはとても好きな個体でした。
しかし、この個体の仔はとれなかったどころか、同腹での繁殖もうまくいかず、直系の維持を断念しました。
〇F5♀個体に掛け合わせた購入魚
F5同士の繁殖が厳しくなってきた段階で、良い系統を入手すべくHP等々をチェックしていました。
アクアライフで紹介されていたマレーシアのボビー・チュア氏のレッドをフォーチュンで仕入れたとの
ことで、HPに掲載される前に、店舗に出向いて購入しました。とてもレベルが高い個体が複数いて
良い系統だと感じました。この個体をF5の♀と交配させました。
〇上記購入マレーシアレッド♂×F5♀
兄妹同士の交配でないため、F記号は使えません。
イリデも少なく良い個体が産まれました。
〇上記個体同腹同士の子供(新F1)
キャリアの中で、一番良い個体が産まれました。コンテスト出品タイミングでない代でしたが、
その分、この個体の繁殖はうまくいきました。
〇新F2
2020年のフォーチュンコンテストでの入賞魚です。
父親の個体に比べたらとびぬけてよいわけではなかったですが、まとまりがあり、良い個体達でした。
しかし、同腹同士の繁殖がうまくいきませんでした。
〇新F2♀個体に掛け合わせた購入魚
新F2同士の繁殖が難しくなってきた段階で、購入魚に助けを求めるべく、相手探しをしました。
なかなか、レッド・オレンジで良い個体がいませんでした。
そんな中、フォーチュンHPでタイのティティポン・ファーム産の形の良くイリデも少なそうなブラックの個体が
販売されていたので、系統維持の親魚として通販で購入しました。
過去に、レッドの改良にブラックを使用することもあると伺ったことがある為です。
〇新F2♂×購入ブラック♂の仔
そして、やっと今、我が家に泳いている個体達になります。
〇まとめ
元となったオレンジのペアを初代(1代目)とすると、6代目(F5)までは累代繁殖しましたが、
それ以降は、2回新たな血を入れています。フィリピン・マレーシア・タイのファームの合作となります。
もう、初代のオレンジの遺伝子はちっとも残ってないかもしれませんが、一応、血は繋がっていることは、
私のベタ飼育のモチベーションのかなりの部分を占めています。
この他にも、ブリーダーの方から頂いた個体とも掛け合わせをしたりしていますが、途絶えさせてしまっています。
あと何世代続けられるかは分かりませんが、可能な限り、長く系統維持をしていきたいと思います。
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