ベタを飼育するにあたって、飼育の方法は人それぞれです。
スペースや時間、お金の掛け方、目標によっても異なります。
この章では、現在の生活スタイルが確立した約10年間での飼育スタンスを紹介します。
飼育者情報
・会社員(現在関西在住、転勤あり)
・妻子と同居
・マンション
・妻子はベタ飼育に協力的ではない(笑)
・ベタ飼育歴は約25年
・ベタコンテスト上位入賞が目標
・ベタに掛ける費用、34千円/半年(2017年下期実績)
2017年下期(10月~3月) 購入品 内訳 | ショーベタコンテストへの道 (sakura.ne.jp)

基本スタンス
我が家では、飼育環境も限られており維持する系統は基本1系統です。
同腹or親世代×仔世代の掛け合わせで系統維持をしています。
同系統での繁殖が上手くいかなくなった際に、別の系統を入手して維持している♀複数個体と
掛け合わせします。
2023.1現在、2015年に入手した系統に他系統を3回程掛け合わせて13~14代?程維持しています。
※写真の2個体は8年間の中でもお気に入りの2個体


同系統交配での弊害について
実感としては、よく分かりません。2015年にオレンジの1ペアからスタートして5世代同系統の交配を
繰り返しましたが、途中の品質の上下はありましたが、おそらく♀個体の選択ミス?かなと
感じています。奇形や小型化などの兆候もとくにありませんでした。
しかし、5世代目の同腹同士のペアでは全く繁殖成功しませんでした。
他系統の入手方法について
上記の通り、基本は同系統同士の交配なので、他系統を入れる場合は、数年に1度程度です。
よって、かなり気合を入れて選びます。
同じお店の同じブリーダー産の同じ色(レッド)でもタイミングによって入ってくる個体のレベルは
異なると感じます。
また、雑誌の連載の中等で紹介されたブリーダーの個体が、たまたま入ってきたというような場合も
あります。
お店に輸入されてからHPに掲載されるまでにタイムラグがあります。基本的には良個体から売られて
いきます。
以上のことより、私は、Twitterやメルマガ等から情報を入手して、販売可能日をお店に
聞いて、HPその掲載前に、会社を早退等して、無理してでも納得する個体を入手しています。
また、コンテストなどで日本のブリーダーの方から譲り受けるという場合もありました。
掛け合わせする他系統について
レッドでしたら、基本レッド同士。または、オレンジかイエローがいいのかなと思います。
我が家の系統は最初はオレンジペアでしたが、レッド、イエローも出てきて、レッドの割合が
多くなりました(この3つの色は正当な系統維持の結果として出てくるようです。昔からです。)
ある時、レッドの体色が薄くなった際にブラックソリッドを掛け合わせました。現在の個体達も
そのブラックを掛け合わせた子孫たちですが、ブラック掛け合わせてから3代程は、マーブルやマルチ
カラーなどが出てきました。それはそれで面白く、コンテストでも出品できるクラスが広がるという
メリットもあるのですが、ソリッドの良個体が得られにくくなるデメリットがありました。

最後に。。。私の夢含む(笑)
冒頭にも記載の通り、飼育スタイル・飼育スタンスは人それぞれです。
私の夢は、ゴルフのアプローチ、素振りが出来て、水回り完備で、室温が一定でベタを
沢山飼育できる部屋を確保して、複数の系統を存分に楽しむことです。